活動報告
秋元克広連合後援会、さっぽろの未来をつなぐ市民の会では去る10月30日、札幌パークホテルで「秋元克広のさっぽろ未来セミナー」を開催しました。市長就任後最初のセミナーで、市民の方など約1,000人の参加をいただきました。ご多用の中出席された方々、開催に際しご支援いただいた方々に心から深く感謝申し上げます。
セミナーは第一部と二部に分けて開催。一部では、「食」「農業」「環境」などの研究・実践で造詣の深い慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の特任教授・林美香子さんから、「食と農による地域づくり~道内連携の大切さ」と題して講演をいただきました。
慶應義塾大学大学院 SDM研究科 特任教授 林 美香子 様
林さんは、地方創生の時代と叫ばれる今日、農村と都市の共生の大切さを訴え、道内各地のコミュニティビジネスの事例を紹介。「都会に住む私たちが道内の直売所や農家レストランなどに行くことが大きな経済循環を生み出す」と述べました。
また、ミラノ万博を訪れた際に農都の先進地であるイタリア各地を視察し、そこでの地域活性の例を紹介しながら、具体的に「食と、健康・文化・歴史・景観・音楽など他分野の要素と組み合わせることで魅力が増す」と提言。道内連携についても、「多くの人口が集積している札幌は、北海道の大きなパワーになり得、それぞれの立場で道内各地域の特産品を買うことを意識することで、経済循環は変わっていく。その積み重ねが札幌の素晴らしいまちづくりにつながっていく」と締めくくりました。
第二部では、秋元市長から「45万3493票の支持をいただいて、第10代札幌市長に就任した。今日、市長の立場であいさつする機会を頂戴できたことをうれしく思う」と挨拶があり、参加者の皆様へ感謝の言葉を述べるとともに、会場から盛大の拍手が上がりました。
秋元克広札幌市長
引き続き、自らパワーポイントを使いながら、市長公約をすべて盛り込んだ札幌市まちづくり戦略ビジョンの「アクションプラン2015」を説明いたしました。
秋元市長は、「人口減少社会・超高齢社会に向け、今から取り組んでいかなければならない。その一歩がアクションプランだ」とし、プランに盛り込んだ経済活性化や子育て支援、誰もが活躍できる社会の実現、世界都市として、また北海道の道都としての魅力を高めるための施策を提示しました。今後5年間の全体事業費1兆3257億円を見込んだことについては、「計画の裏付けとなる財源の見通しを立てて計画を策定した。今までは財源の見通しを示さない計画が多かったが、財政状況に合わせながらいろんな事業をやっていく。財源を裏付けることで実行性を担保する」と話しました。そして、最後には、「明治の開拓期、72年の札幌五輪で札幌の街は大きく変わった。これからは人口減少に対応しながら街をリニューアルしていかなければならない。30年後、50年後を見据えながらこれからの時代にあった街に変えていくチャンスだと思っている」と強調。「大きな転換期を迎え、若い世代に街の魅力を引き継ぎ、多くの人に札幌を訪れてもらえるような街づくりを進める」と、力強い言葉でプランの実現に全力を注ぐ決意を示しました。
開会のあいさつを述べる加藤欽也共同代表
お礼と閉会のあいさつを述べる紫藤正行共同代表
お見送りをする秋元札幌市長ご夫妻